人文学部Faculty of Humanities※2025年4月設置
AI時代に
人間と文化を学ぶ
[人文学部]募集人員:150名
英語英米文化専攻(80名)/日本語日本文化専攻(35名)/歴史地理専攻(35名)
POINT01DXで人間を学びます
人文学の研究は、フィールドワークや文献調査などによって集めたデータを分析することで問題の解明に取り組みます。文字資料や文学作品を読んで気づいたことや、現地を訪れて見聞きしたことなどをデータとして蓄積し整理して、事実と根拠に基づいて説得力のある結論を導き出していきます。
データを用いて現状を俯瞰し多角的・多面的に考える力は、実社会でも役立ちます。「データサイエンス」(3専攻共通)の授業については、全学部共通科目で基礎を学んだ後、人文学部では2つの専門授業を設けています。「データサイエンス(ことば)」では、会話や文章を計量的に分析します。「データサイエンス(地理空間)」では、地域の動態を時間的・空間的に分析します。
POINT02多様な社会に直結する学びです
異なる文化的背景を持つ人々が共生する多文化の中にあっては、違う習慣・価値観・歴史・宗教などを互いに理解しようとする異文化理解に根差した多様性への対応力が求められます。
「異文化論入門」(3専攻共通)のほか、「多文化社会論」(歴史地理専攻)、「比較文化」(日本語日本文化専攻)、「アメリカ文化研究」(英語英米文化専攻)などの専門科目とともに、体験的に学ぶ海外渡航・国内研修プログラムや演習科目をとおして、多様性について理解を深めていきます。
※これらのプログラムは、希望者全員に大学が費用のサポート(奨学金)をします。
POINT03地域創生を現場で学びます
地域の課題解決の方法を学びます。将来、グローバルに活躍するためにも、まずは自分の地域の強みを深く理解することは欠かせません。「地域創生探究」(3専攻共通)では、地域を創るスペシャリストから実践的に学ぶ機会があります。
世界から注文が殺到している伝統産業の最先端や、アニメや小説のベストセラーを生み出している岐阜の人文資産を活かした地域の課題解決を現場の目線から学びます。
MAJOR3専攻の学び
英語英米文化専攻
幅広い業界で活かせる英語の力
業種分野を問わず、AIの最先端技術を社会で実装する中で欠かせないのが、コミュニケーションの理解です。そのために役立つ学問が言語学や文学、メディア学、地域研究など人文学的な領域です。英語英米文化専攻では実用的英語運用能力を磨きながら、人間のコミュニケーションを深く理解し、生涯役立つ専門性を身につけます。英語運用能力は基礎から応用までレベル別少人数クラスで、どのレベルからも無理なく段階的に力を伸ばしていきます。AllEnglishクラスを選択すれば、英語だけを使い、日本にいながら海外と同じ環境で学びに没頭できます。発音やディスカッションなど実用性に磨きをかける一方、人文学的な領域を深め、多様な舞台でコミュニケーションを実践できる力を育てます。
日本語日本文化専攻
多様化するキャリア形成に、新たな価値を創造する学び
人間には、AIには真似できない感性や視点があります。人々は、地域の風土のなかで五感を研ぎ澄ましながら、多様な芸術・文学・ことば(方言)を生み出してきました。日本もその例外ではありません。実は、これらの形となって立ち現れた文化の背後には、長い歴史のなかで育まれた、普段私たちが意識することのない「見えない文化」があるのです。日本語日本文化専攻では、「地域の伝統文化を体験する」「小説の舞台となっている岐阜の地を訪れる」「岐阜の方言を調査する」等のフィールドワークを行うとともに、日本文化・文学、日本語、さらに「外国語としての日本語」についての学びを深めます。今、日本語日本文化を専攻することは、単に言語を学ぶだけでなく、自身が育った日本の、豊かな文化を深く理解することを意味します。日本語日本文化の知識は、多様化する現代のキャリア形成において新たな価値を創造する人材として不可欠です。
歴史地理専攻
時空を超えた学びから、現代の課題に挑む学び
AIや仮想空間の新しい議論は「人間とは何か」という問いにつながります。そのヒントは、未来に目を向けるだけでなく人間が積み重ねてきた知恵の蓄積、すなわち歴史と文化にこそあります。新しい技術の時代には、歴史学と地理学の知見が必要とされています。キャリア形成のために、現実社会を生き抜くための専門性になります。歴史地理専攻では、歴史学と地理学の二つの学問分野を中心に学んでいきます。歴史学では、さまざまな史資料に基づいて東海地方や日本、さらには世界の国々や地域の歴史について理解を深めます。地理学では、特定の場所や空間に焦点を当て、人間の生活や活動について考察します。このように、歴史地理専攻では現代社会と人間について、時間と空間とのかかわりから学ぶことができます。
PICK UP
日本語教員養成プログラム
日本語日本文化専攻には、日本語以外の言語を母語とする人に対して日本語を教える教員を養成する「日本語教員養成プログラム」があります。
日本語教員の資格は2024年4月1日から国家資格「登録日本語教員」となりました。本プログラムは文化庁により「必須の教育内容50項目に対応した日本語教員養成課程等」として確認されたものです。一定の条件を満たした場合、「登録日本語教員の資格取得に係る経過措置」(Cルート適用)の対象となり、「日本語教員試験」の一部が免除されます。
ロンドン大学(UCL)サマープログラム
名門ロンドン大学サマープログラムへの参加資格を獲得する学生が毎年います。さらに現地での成績も、世界トップレベルの学生たちと肩を並べています。
外国語ラウンジ「Lounge MELT」
毎日、一歩入れば国境を越える外国語オンリーの空間、多文化が日常になる場所がキャンパスにあります。勉強の部屋ではなく、会話の部屋。ソファーやみんなで盛り上がれるゲームなどを備えたラウンジです。
ゼロから”ネイティブレベルまで伸びるTOEIC
ビジネスの即戦力を想定した試験、TOEIC®。最初は苦手意識があっても、卒業までにはネイティブレベルとされる高得点まで、無理なく伸ばすことができます。授業だけでなく、教員や先輩に相談できる個別サポートのシステムがあります。
LICENSE取得できる資格・免許
各専攻で中・高の教員免許取得が可能
中学校一種 | 高等学校一種 | 学校図書館司書教諭資格 | 博物館学芸員 | 浄土真宗本願寺教諭資格 | |
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英語英米文化専攻 | ●英語 | ●英語 | ● | – | ● |
日本語日本文化専攻 | ●国語 | ●国語 | ● | ● | ● |
歴史地理専攻 | ●社会 | ●地理歴史 | ● | ● | ● |
※課程認定申請中。文部科学省の審査の結果、教職課程の開設時期が変更となる場合があります